原了郭の創業を元禄16年(1703)として参りましたが、1685年に水雲堂弧松子(すいうんどうこしょうし)によって著された『京羽二重』という書物に「香煎屋 了郭」が記されていたことがわかり、創業年を貞享2年(1685)に訂正することと致しました。
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・明治の国文学者である岩本素泊の著書『六日月』
―古い由緒をもった原了郭の祇園名物香煎の店の交わって居るのは京なればこそである。
・夏目漱石の著書『彼岸過迄』
―婆さんは煮立った鉄瓶の湯を湯呑に注いで香煎を敬太朗の前に出した。
〇香煎の淹れ方〇
汲出茶碗の七分目位を目安に注ぐ(熱湯は香煎の香りを飛ばしてしまうので注意)